初盆の準備は何からすればよい? - 埼玉厄除け開運大師 - 日本三大厄除け開運大師・龍泉寺 埼玉県

初盆の準備は何からすればよい?


初盆とは、故人が初めて迎えるお盆のことです。

初盆(はつぼん・ういぼん) 新盆(にいぼん・あらぼん・しんぼん)などと様々な呼び方があります。

初盆とは、正確には故人が亡くなってから四十九日の法要を過ぎて、初めて迎えるお盆のことをいいます。つまり亡くなってからその年のお盆が四十九日前であった場合、翌年に初盆を迎えることになります。

お盆はもともと亡くなった人やご先祖様を迎え、供養する行事ですが、初盆は故人が亡くなってから初めて家に戻ってくる日であるため、親族以外にも故人と縁の深い人を招いて法要を行ったり、自宅の仏壇の前で僧侶に読経をしてもらうなど手厚く供養するのが一般的です。

初盆の準備を始める時期は、2か月くらい前に準備を始めることですべてを滞りなく終わらせることができます。

初盆の時期についてはこちらをご覧ください。

初盆は早めの事前準備が必須

初盆の準備は故人を思い起こしながら準備をすることで、故人と過ごした時間を思い出すことができます。初盆の準備は故人への感謝の念を表しながら、準備を進めてみてはいかがでしょうか?

  1. 法事の日程を決定
  2. 僧侶の手配
  3. 会食の手配
  4. 案内状の送付
  5. 精霊棚の装飾
  6. 盆提灯の準備
  7. お布施の用意
  8. お墓の掃除

それぞれ順番に見ていきましょう。

浄土真宗の場合は、お盆に故人やご先祖様が戻って来られることはあまりないので、お盆の期間に特別なことを準備刷る必要がないです。

法事の日程を決定

初盆法要は最も大切な行事です。来ていただきたい故人のご親族や友人の方に連絡をして、都合の良い日を調整しましょう。連絡するときに大まかな日程と場所を伝えておくことで、多くの方に参加していただける可能性が高まります。特に故人の友人や知人の方には、それぞれのお盆の法事もあるため、日程が被らないように調整する必要があるからです。決定したら招待状を送りましょう。会食の手配も必要になるので人数確認も含めた準備が必要になります。

僧侶の手配

初盆ではお勤めいただくお寺に対して、日程の1か月以上前に連絡をとって、法要の際にお経をあげていただく菩提寺の僧侶の方を手配しましょう。お盆の時期は法事の予定が重なるため、寺院側も多忙期に入ります。ギリギリになってしまうと僧侶の方の手配ができなくなってしまう可能性もあるため気を付けましょう。僧侶が会食に参加するか否かも確認しましょう。

会食の手配

招待状の返事が届き、参加者の正確な人数の把握をすることができたら、料理の手配をします。家で会食を行う場合は、ご遺族側で料理を作ってお出しするか、仕出し屋さんに依頼しましょう。外で会食を行う場合には、あらかじめ初盆法要後であることを伝えておくことで、献立に海老や鯛などのおめでたいものが出てくることを未然に防ぐことができます。

案内状の送付

法事の正式な日程と場所が決まったら、参列者に案内状を送付しましょう。参加の可否を欄を印字した往復はがきを添えておくと親切です。同時に電話なども用いて、準備段階で抜け漏れがないように参列者の確認をしましょう。

精霊棚の装飾

精霊棚は先祖の霊を迎えるための祭壇のことで、その年の作物や精霊馬を備えるとされています。精霊棚は仏壇とは別に用意しましょう。位牌は取り出して、精霊棚の中央に配置します。その他必要となる材料は仏具店などでセットになっているものを購入して準備するとよいでしょう。精霊馬は一般的に割りばしや爪楊枝などを利用し、茄子で作った牛や胡瓜の馬のことで、この世からあの世への帰る際の乗り物を表すとされています。精霊棚に備えるものの一つです。前もって準備しましょう。

盆提灯の準備

盆提灯は先祖の霊が迷わずに家にたどり着けるように灯しておく提灯のことです。初盆では白提灯を準備します。初めて帰ってくる故人の霊が迷わないようにするために、玄関や仏壇の前などにつるします。白という色は、初めて故人をお迎えする色として、清浄無垢でふさわしい色とされています。

お布施の用意

お布施を入れる袋に決まりがあったりするので、前もって準備をしておきましょう。初盆法要でのお布施の金額の相場は3万円から5万円とされています。
お布施の金額を含めた初盆の費用についてはこちらをご覧ください。

お墓の掃除

迎え盆(一般的には13日)にはお墓参りの際にお墓の掃除をしましょう。日程的に余裕のある場合には、お盆より前に済ましておくと、安心してお盆を迎えることができます。
初盆の流れについてはこちらをご覧ください。

お布施


初盆の時の服装

初盆のお墓参りの時の服装は、法要や会食などといった人が集まる供養の場があるのかどうかで決まります。一般的な流れは、法要⇒お墓参り⇒会食というようになります。つまり喪服や礼服でいくのがマナーになります。お墓参りのみであれば、決まったルールはありませんが、カジュアルな服装は控えましょう。女性も赤色系のアクセサリー類は避けるようにしましょう。

初盆は7.8月の厚い時期に行わるので、半そでや七分袖の喪服や礼服でも問題ありません。ジャケットがついている場合は持参するのが良いでしょう。スーツの中のシャツは柄ものは避けて、白シャツを用意しましょう。男性の場合ネクタイは黒でなくても問題ないですが、派手な色や柄のあるものは避けましょう。

靴下と靴に関しては黒い色のものを履きましょう。初盆の法要が自宅で行う場合が多く、靴を脱いでお宅に上がる可能性もあるので、足元もしっかり黒色でまとめましょう。

服装も直前に準備するのではなく、前もった準備が必要になります。

初盆の時の持ち物

暗めの色の数珠とお仏前、お供え物を準備しましょう。数珠はなくてマナー違反にはなりませんが、あるのであれば持っていきましょう。本式数珠と略式数珠がありますが、略式数珠で十分です。お仏壇は盆提灯の代わりにお金をお仏前としてお供えすることがあります。お供え物は日持ちするお菓子や消耗品として利用できるろうそくや線香を準備しましょう。肉や魚は殺傷につながるとしてタブーなので、覚えておきましょう。

 

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