秋限定切り絵御朱印の頒布について
いつも全国より多数のご参拝をいただき、誠にありがとうございます。
切り絵御朱印発祥の寺である当寺では、9月1日より秋限定切り絵御朱印2種の授与を開始いたします。

①【秋の花舞う大師堂―百花繚乱ー】
「秋の花舞う大師堂―百花繚乱ー」は、精巧な切り絵表現された大師堂をメインモチーフに、秋の陽を受けて黄金に色づいた大イチョウとその周りを凛と咲き誇る菊の花々が取り囲むデザインです。
イチョウや菊、紅葉に至るまで繊細にかたどられた切り絵と、赤く輝く箔を施した紅葉が気品と華やぎを添え、光を透かすたびに百花繚乱の秋の景色を映し出します。
イチョウは「公孫樹」とも呼ばれ、祖父が植えた木が孫の代で実を結ぶことから「繁栄」の象徴とされ、
菊は落ち葉舞う季節にも衰えることなく凛とした姿で咲き続けることから、「高潔」を象徴する花として親しまれています。
黄金のイチョウと気高い菊に寄り添う大師堂は、訪れる人々を見守り、幸福を授ける――その姿を表現した、特別な一枚となっています。

②【秋詣 ―秋夜橋― 】
「秋詣 ―秋夜橋―」 は日本の伝統美をモチーフした巻物のデザインです。
複数の緻密な切り絵を重ねた巻物の中には、古来より受け継がれてきた日本の美が描かれています。
秋といえば中秋の名月。やわらかな月が秋夜の空に浮かび、穏やかな光を放ちながら川に架かる橋を照らしています。
橋は人と人、地域と地域、そして過去と未来を結ぶ象徴として、日本文化の中で大切にされてきました。
御朱印の両端に咲く桔梗には、大胆かつ繊細な切り絵を施し、中央に揺れる鮮やかな秋桜(コスモス)とともに、秋夜だからこそ際立つ花々の凛とした美しさを描き出しています。
この御朱印は、秋夜の静けさに包まれながら、秋の彩りと切り絵ならではの趣を重ねた、日本美を描く特別な一枚となっております。

■授与日時
2025年9月1日~2025年11月30日(毎週火曜は定休日です)
午前9時半~午後4時
頒布は無くなり次第、終了させていただきます。



